アクティブ かむかむ ウォーキング

ウォーキング+α ウォーキングの効果アップ  体も心も健康にアクティブかむかむウォーキングをご紹介

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かむかむ大調査!ガム×ウォーキング=効果アリ!

かむかむ大調査!
ガム×ウォーキング=効果アリ!
~健康・スポーツ愛好家 男女8人の測定調査レポート~

アンケート調査でも、たくさんの方が関心を持った「ガムを噛みながら運動することの効果」。これは、歯学研究の中でも、「スポーツ歯学」とよばれる分野で研究が進んでいます。噛む時に使われるあごの筋肉を動かしながら運動をすると、全身の筋肉がアイドリング状態になったり、脚の筋肉など離れた部分の筋肉の活動量が増したりするのです。また、ガムを噛むことで、体のバランス能力も高まるのです。

ガムによる不思議な運動効果。今回は、「ウォーキング」ではどのくらい効果があるのかを調査すべく、フィットネスクラブに通う50~80代の方にご協力いただきました。「筋肉の活動量」と「バランス能力」にどう影響が現れるのか注目です!

かむかむ測定調査 実施概要

調査対象者:フィットネスクラブに通う50~80代の男女8名
実施:2017年3月上旬
調査内容:
  • 20分間歩行時の筋活動量の測定
  • 歩行時の頭部の加速度測定
  • 重心動揺計で歩行前後の各20秒間の重心移動距離と面積の測定
協力:フィットネスクラブ コ・ス・パ 松原 (埼玉県草加市)
監修:東京歯科大学 口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室

運動生理学では、力を入れた部位とは離れた部位の筋肉の活動量が増えることを「遠隔促通(えんかくそくつう)」といいます。
過去に行われた研究では、歯をぐっと噛みしめるとふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋)の活動量が大幅にアップしたという調査結果があります。
今回の調査では、そうした過去の知見も踏まえ、「かむかむウォーキング」の際にその効果がどれだけでているかを測るために、太ももやすね・ふくらはぎなどに筋電計をつけてトレッドミルを歩いていただき、筋肉の活動量に変化があるかどうかを測定しました。

こちらは、ガムを噛んでいるときと噛んでいないとき、それぞれ歩行開始20分後の筋活動量の平均値を比較したグラフです。 

ガムを噛みながらのウォーキングでは、ガムを噛まないときに比べて、脚の筋肉の活動量が上昇していることがわかります。

次にバランス能力はどうだったのでしょうか?調査では、歩行開始前と終了後に「重心動揺計」で静止時のバランスを測定しました。重心動揺計とは、体が揺れ動くわずかな距離と面積を測ることで、体の安定度を測定する機械です。通常は、耳鼻咽喉科などで、めまいやふらつきといった平衡機能の状態を調べるために使われる装置ですが、今回はそれを応用して、ガムを噛んだとき噛まないときのバランス能力の比較を行いました。

下図は、重心動揺計が捉えた体の揺れの軌跡を面積で表したものです。静止しているときでも、体は一定の姿勢を保とうとし、わずかながら前後左右に揺れています(姿勢反射)。ところが、ガムを噛むとその揺れが小さくなりました。つまり、「ふらつきが減った」のです。

また、歩行中のバランス能力については、頭部につけた加速度計で体の揺れを測定しました。こちらも、ガムを噛んでいるときの方が頭部の揺れが少なくなっています。これは、運動時の姿勢反射である「立ち直り反射」などが有効に働いていることを示しています。

数値が下がったことは、体の揺れが小さくなったことを示しています。

パフォーマンスの向上や転倒予防にも!

今回の調査結果は、東京歯科大学 口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室 准教授の武田友孝さんに解析していただきました。

「今回得られたデータでは、下肢の筋群の活動量が上昇しました。また、運動時における頭部の安定は、歩行の安定性、安全性にも寄与すると思われます。ガムを噛むことは、消費エネルギーの増加など、パフォーマンスの向上につながる可能性があると考えます。」

東京歯科大学准教授 武田 友孝さん

日本大学大学院歯学研究科修了後、日本大学歯学部助手、講師。
1999年より東京歯科大学スポーツ歯学研究室、准教授。
現在、日本スケート連盟、全日本スキー連盟、日本オリンピック委員会(バレーボール競技)、日本レスリング協会などの医事関係の委員、強化スタッフ、日本スポーツ歯科医学会理事を務める。

「かむかむウォーキング」の効果が実証されたうれしい結果となりました。
調査全体を監修していただいた東京歯科大学特任教授 石上一さんは、こういいます。

「今回、このような結果から、噛むことが全身の運動機能に関与していることが十分ご理解いただけたと思います。バランス能力が向上することは“正しい歩行姿勢で歩く”ことにつながり、筋活動量がアップすることで、より力強くスピーディーに歩くことができます。中高齢になれば体の機能が衰え、筋力が低下してきますが、ガムを噛むことで、それを補うことが期待できます。今後はさらに詳細な調査を行い、ご報告させていただきたいと思います。」

東京歯科大学特任教授 石上 一さん

日本大学歯学部卒業後、日本大学海外派遣研究員として、ロンドン大学 U.M.D.S.GUY'S Hospitalに留学。
東京歯科大学教授を経て現職。日本スポーツ歯科医学会理事。
日本オリンピック委員会強化スタッフ・スポーツドクターを務める。

「またやってみたい!」協力者からの声

調査に協力してくれた皆さんは、実際体験してみてどのように感じられたのでしょうか?

※ガムを噛んでウォーキングした後のアンケートより

まとめ

ふだんの生活の中でガムを噛むことにはたくさんの利点がありますが、今回の調査で効果が実証された「かむかむウォーキング」は、誰でも簡単に行えます。バランス能力が向上すれば歩行が安定し「転倒予防」につながりますし、筋肉の活動量が増えればエネルギー消費も増え、「減量効果」も期待できます。

さあ、あなたもきょうから、かむかむウォーキングを始めてみませんか!