アクティブ かむかむ ウォーキング

ウォーキング+α  ウォーキングの効果アップ  からだも心も健康に アクティブかむかむウォーキングをご紹介

新着情報

  • 2017.06.23「アクティブかむかむウォーキングのすすめ」を更新しました。

アクティブかむかむウォーキングのすすめ

かむかむ大調査!
ガム×ウォーキング=効果アリ!
~健康・スポーツ愛好家 男女8人の測定調査レポート~

アンケート調査でも、たくさんの方が関心を持った「ガムを噛みながら運動することの効果」。これは、歯学研究の中でも、「スポーツ歯学」とよばれる分野で研究が進んでいます。噛む時に使われるあごの筋肉を動かしながら運動をすると、全身の筋肉がアイドリング状態になったり、脚の筋肉など離れた部分の筋肉の活動量が増したりするのです。また、ガムを噛むことで、体のバランス能力も高まるのです。

ガムによる不思議な運動効果。今回は、「ウォーキング」ではどのくらい効果があるのかを調査すべく、フィットネスクラブに通う50~80代の方にご協力いただきました。「筋肉の活動量」と「バランス能力」にどう影響が現れるのか注目です!

かむかむ測定調査 実施概要

調査対象者:フィットネスクラブに通う50~80代の男女8名
実施:2017年3月上旬
調査内容:
  • 20分間歩行時の筋活動量の測定
  • 歩行時の頭部の加速度測定
  • 重心動揺計で歩行前後の各20秒間の重心移動距離と面積の測定
協力:フィットネスクラブ コ・ス・パ 松原 (埼玉県草加市)
監修:東京歯科大学 口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室

運動生理学では、力を入れた部位とは離れた部位の筋肉の活動量が増えることを「遠隔促通(えんかくそくつう)」といいます。
過去に行われた研究では、歯をぐっと噛みしめるとふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋)の活動量が大幅にアップしたという調査結果があります。
今回の調査では、そうした過去の知見も踏まえ、「かむかむウォーキング」の際にその効果がどれだけでているかを測るために、太ももやすね・ふくらはぎなどに筋電計をつけてトレッドミルを歩いていただき、筋肉の活動量に変化があるかどうかを測定しました。

こちらは、ガムを噛んでいるときと噛んでいないとき、それぞれ歩行開始20分後の筋活動量の平均値を比較したグラフです。 

ガムを噛みながらのウォーキングでは、ガムを噛まないときに比べて、脚の筋肉の活動量が上昇していることがわかります。

次にバランス能力はどうだったのでしょうか?調査では、歩行開始前と終了後に「重心動揺計」で静止時のバランスを測定しました。重心動揺計とは、体が揺れ動くわずかな距離と面積を測ることで、体の安定度を測定する機械です。通常は、耳鼻咽喉科などで、めまいやふらつきといった平衡機能の状態を調べるために使われる装置ですが、今回はそれを応用して、ガムを噛んだとき噛まないときのバランス能力の比較を行いました。

下図は、重心動揺計が捉えた体の揺れの軌跡を面積で表したものです。静止しているときでも、体は一定の姿勢を保とうとし、わずかながら前後左右に揺れています(姿勢反射)。ところが、ガムを噛むとその揺れが小さくなりました。つまり、「ふらつきが減った」のです。

また、歩行中のバランス能力については、頭部につけた加速度計で体の揺れを測定しました。こちらも、ガムを噛んでいるときの方が頭部の揺れが少なくなっています。これは、運動時の姿勢反射である「立ち直り反射」などが有効に働いていることを示しています。

数値が下がったことは、体の揺れが小さくなったことを示しています。

パフォーマンスの向上や転倒予防にも!

今回の調査結果は、東京歯科大学 口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室 准教授の武田友孝さんに解析していただきました。

「今回得られたデータでは、下肢の筋群の活動量が上昇しました。また、運動時における頭部の安定は、歩行の安定性、安全性にも寄与すると思われます。ガムを噛むことは、消費エネルギーの増加など、パフォーマンスの向上につながる可能性があると考えます。」

東京歯科大学准教授 武田 友孝さん

日本大学大学院歯学研究科修了後、日本大学歯学部助手、講師。
1999年より東京歯科大学スポーツ歯学研究室、准教授。
現在、日本スケート連盟、全日本スキー連盟、日本オリンピック委員会(バレーボール競技)、日本レスリング協会などの医事関係の委員、強化スタッフ、日本スポーツ歯科医学会理事を務める。

「かむかむウォーキング」の効果が実証されたうれしい結果となりました。
調査全体を監修していただいた東京歯科大学特任教授 石上惠一さんは、こういいます。

「今回、このような結果から、噛むことが全身の運動機能に関与していることが十分ご理解いただけたと思います。バランス能力が向上することは“正しい歩行姿勢で歩く”ことにつながり、筋活動量がアップすることで、より力強くスピーディーに歩くことができます。中高齢になれば体の機能が衰え、筋力が低下してきますが、ガムを噛むことで、それを補うことが期待できます。今後はさらに詳細な調査を行い、ご報告させていただきたいと思います。」

東京歯科大学特任教授 石上 惠一さん

日本大学歯学部卒業後、日本大学海外派遣研究員として、ロンドン大学 U.M.D.S.GUY'S Hospitalに留学。
東京歯科大学教授を経て現職。日本スポーツ歯科医学会理事。
日本オリンピック委員会強化スタッフ・スポーツドクターを務める。

「またやってみたい!」協力者からの声

調査に協力してくれた皆さんは、実際体験してみてどのように感じられたのでしょうか?

※ガムを噛んでウォーキングした後のアンケートより

まとめ

ふだんの生活の中でガムを噛むことにはたくさんの利点がありますが、今回の調査で効果が実証された「かむかむウォーキング」は、誰でも簡単に行えます。バランス能力が向上すれば歩行が安定し「転倒予防」につながりますし、筋肉の活動量が増えればエネルギー消費も増え、「減量効果」も期待できます。

さあ、あなたもきょうから、かむかむウォーキングを始めてみませんか!

歯学研究が進むにつれ、次々と明らかになりつつある「運動と噛むことの効果」ですが、一般的な認知度はまだ低く、その効果についてご存知ない方も多いはず。
そこで、約100名の健康・スポーツ愛好者の皆さんにご協力いただき、「ガムを噛みながら運動することの効果」について、独自調査を実施しました。ここでは、効果について初めて聞いた感想から、実際にトライアルした感想まで、リアルな声をレポートします。

噛むことの四大効果のおさらい

歯学研究の中でも、スポーツ歯学とよばれるスポーツや健康を口腔から支援することをめざす分野では、歯や噛み合わせと身体機能の解明が進み、ガムを咀嚼することでからだのバランス能力が高まったり、筋肉の活動が活発になったりすることが確かめられています。

1.筋肉いきいき効果
筋力がアップしたり、運動能力が高まったりする効果が期待できます。
2.バランス能力向上効果
頭部の位置を安定させ、からだのバランス能力を向上させます。
3.全身アイドリング効果
噛むことで全身の骨格筋が刺激され、運動に最適な筋肉の状態になる可能性があります。
4.唾液の集中力増強効果
唾液中の活性物質が体に吸収されると、学習能力や集中力が高まり、精神の安定に寄与する可能性があります。

解明され始めたばかりのこの研究結果は、実際の健康・スポーツ愛好者の皆さまに、どう受け止められるのでしょうか?
そんな疑問を解消すべく、フィットネスクラブに通う20~70代の男女117名にご協力いただき、アンケート調査を実施しました。
対象者は、まず「噛むことの四大効果」についての資料に目を通し、それを読んだあとに感想などをアンケートに記入していきます。

さて、結果はどうだったのでしょうか?

アンケート実施概要

対象者:フィットネスクラブに通う20〜70代の男女
回答数:117
実 施:2017年3月上旬
場 所:フィットネスクラブ コ・ス・パ松原 (埼玉県草加市)

なんと、回答者の7割が「大変興味深い」「興味深い」と回答しています。

  • 運動とガムを噛むことは、無関係だと思っていました。むしろ、邪魔になる!と思っていたので目から鱗です。(50代/男性)
  • 普段ガムを噛んでいるけれど、それが運動などと関係しているとは知らなかったので。(50代/女性)
  • そういえば野球選手がガムを噛んでいるのをテレビで見る。(40代/女性)
  • 記憶力に効果があると聞いていましたが、運動能力向上に効果があるとは初耳だからです。(30代/女性)

「大変興味深い」「興味深い」と回答した方を年代別にみてみると、一番関心が高かったのは40代でした。
次いで、20代以下、30代と続き、比較的若い年代の方の関心が高いようです。


4つの効果の中で、もっとも注目を集めたのが「唾液の集中力増強効果」でした。

  • 唾液って大切だったのがわかりました。(50代/女性)
  • 運動中に集中力がよく途切れてしまうため(40代/女性)
  • ガムを噛んで唾液がよく出るので良いのは知っていたが、運動しながらとは初めて聞きました。(60代/女性)

「大変興味深い」「興味深い」と回答した方の中の約7割が、ガムを噛みながらの運動に挑戦したいと回答しています。
「試したことがないのでやってみたい!」「せっかくやっている運動なら、効果は最大化したい!」と、前向きな意見が飛び交いました。

「試したことがないのでやってみたい!」「せっかくやっている運動なら、効果は最大化したい!」と、前向きな意見が飛び交いました。

実際にガムを噛みながら運動した感想は?

そこで、アンケート回答者から、さらに希望者を募り、実際にガムを噛みながら普段の運動に取り組んでいただきました。
(※フィットネスクラブから特別許可を得て実施しました。)

皆さまのトライアル後の感想はこちらです。

唾液がよく出たという実感があった!

  • 口や喉が乾かなくて良い(70代/女性、他)
  • 唾液が出やすいという実感はあった(60代/男性、他)

筋力アップした実感があった!

  • 歯を食いしばりやすく、力が入りやすかった。(30代/男性)

集中力がアップした実感があった!

  • 時間が早く過ぎた気がする。(40代/男性、他)
  • 集中できた。(50代/女性、他)

副次的に爽快な気分が味わえた!

  • ミントの香りが清々しい気分で運動できた。(70代/女性)
  • リラックスした気分になる。(70代/男性)
  • 汗がよく出た。(50代/女性、他)

実際に効果を感じた方も多いようでした。 同時に、「いったいなぜ?」「もっと詳しく知りたい!」というお声もいただきましたので、 スポーツ歯学専門の東京歯科大学特任教授 石上惠一さんにお話をお聞きしました。

石上 惠一さん プロフィール

日本大学歯学部卒業後、日本大学海外派遣研究員として、ロンドン大学 U.M.D.S.GUY'S Hospitalに留学。
東京歯科大学教授を経て現職。日本スポーツ歯科医学会理事。
日本オリンピック委員会強化スタッフ・スポーツドクターを務める。

噛むことに使用される筋肉は体の一部でしかないのに、からだ全体に影響するのですか?(50代/男性)

ものを噛む時に動いているのは、口の周りの筋肉だけではありません。首、肩、背中の筋肉も動いています。
噛むことは、全身の骨格筋に関与しているのです。

ランニングフォームが安定した気がするのですが…?(40代/男性)

ガムを噛むことでバランス能力がアップしたことが理由の一つと考えられます。噛むことに使う筋肉は、頭部を支える筋肉の一部で、とても大切な役割を果たしているのです。バランス感覚を調べた実験でも、ガムを噛んでいる時は、噛んでいない時に比べて動揺が抑えられました。つまり、立ち直り反射が向上するのです。

ガムをかみながらの運動にはウォーキングがぴったり

実際にトライアルしていただいた方には、種類を限定せず、普段通りに過ごしていただきました。
そのため、筋トレやヨガ、ダンスなど、種類も強度も異なる様々な運動中にガムを噛んだ感想が集まりました。(右グラフ参照)

中には、「ヨガなど、上向きの運動があると飲み込みそうになる(70代/女性)」
「ダンスは口から出そう(50代/女性)」など、ガムを噛みながら行うには相性の良くない運動もあるようでした。

その中で、ガムを噛みながらの運動に「ちょうど良い!」という声が集まったのが「ウォーキング」です。

  • ウォーキング中は良い(60代/女性、他多数)
  • あまり強度の高くない運動中が丁度いい(50代/男性)

さぁ、あなたも「かむかむウォーキング」!

健康・スポーツ愛好者も、その相性の良さを認めた「ウォーキング」と「ガムを噛む」という組み合わせを、「かむかむウォーキング」といいます。
ウォーキングのリズムに“かむかむ”というガムを噛むときのリズムを合わせることで、歩行のスピードも上昇し、運動効果のアップも期待できると考えられます。

暖かくなり、やわらかな風が肌に心地よい春は、ウォーキングにぴったりの季節。
外へ繰り出す際には、ガムを噛みながら「かむかむピッピッ♪」のリズムで効率よく運動してみませんか!